日本生命のみらいのカタチってどんな個人年金保険?8つの特徴とシュミレーション

日本生命はみらいのカタチという保険を販売していますが、どんな内容の保険なのか理解できていない方も多いかもしれません。

みらいのカタチでは個人年金保険にも加入できるのですが、実は数ある個人年金保険の中でも内容は優れています。

しかし、加入の際に注意すべき点もあるので、しっかり確認してから加入する必要があります。

今回は、日本生命のみらいのカタチがどのような特徴があり、どのような点に注意して加入すべきなのかをまとめてみました。

シミュレーションも合わせて記載していますので、ぜひ確認してみてください。

日本生命のみらいのカタチってどんな商品?

日本生命のみらいのカタチは、正確に言うと個人年金保険ではなく、様々な保険を組み合わせて自分だけの保障を作る、総合保障保険です。

個人年金の部分は、みらいのカタチの中で選ぶことができる保険の1つに過ぎません。

みらいのカタチは、個人年金以外にも死亡保障、医療保障、重い病気になった時の保障などを組み合わせることができます。

日本生命のみらいのカタチの良い特徴5選

まずはみらいのカタチの良い特徴から見ていきましょう。

みらいのカタチは数ある個人年金保険の中でも高い返戻率を誇っており、とても優秀な部類に入ります。

それぞれについて詳しく解説していますので、確認していきましょう。

高い受取率

みらいのカタチの返戻率は、個人年金保険の中でも高い水準です。

例えば30歳男性が60歳まで毎月保険料を支払った場合の試算結果は以下の通りです。

みらいのカタチのシミュレーション

月払保険料:19,022円
払込保険料合計:6,847,920円
年金受取開始年齢:60歳
基本年金年額:72.0万円
年金受取総額:720.0万円
返戻率:105.1%(年金受取総額/払込保険料合計)

となりました。

ちなみに同じ条件で女性で試算をしてみると

月払保険料:19,008円
払込保険料合計:6,842,880円
年金受取開始年齢:60歳
基本年金年額:72.0万円
年金受取総額:720.0万円
返戻率:105.2%(年金受取総額/払込保険料合計)

という結果となり、女性の方が若干ですが、返戻率が高くなりました。

現在の個人年金保険は、同様の条件で試算をした場合、受け取り率が105%以下のもが非常に多いです。

加えて。据置期間(保険料を支払わず、積立てたお金を保険会社に引き続き運用して増やしてもらう期間)を設けないと受取率を高くできない年金保険もあります。

みらいのカタチは、据置期間(繰り延べする期間)を設けなくても、受取率が105%以上をキープしているので、個人年金保険の中でもとても優れた部類に入ります。

注意点

これはみらいのカタチだけに限らず、個人年金保険全体に言えることなのですが、現在は低金利の影響で、個人年金保険自体の返戻率が以前に比べてかなり低下してしまっている状況です。

よって、個人年金保険に加入するだけでは、老後の年金を確保できない可能性があるので、注意しましょう。

生命保険料控除を使って節税できる

日本生命のみらいのカタチは、個人年金保険料控除を使って節税することができ、所得税の額や住民税の額が減ります。

所得税の場合は、みらいのカタチで年間の保険料が、年金保険の部分だけで8万円を超えていると、最大で4万円控除されます。

所得税の税率が20%だった場合、年間で4万円の20%の8000円を節税できることになります。

また住民税の場合は、年間の保険料が5.6万円を超えていると最大で2.8万円控除されます。

住民税の税率は10%のため、2.8万円の10%で2,800円の節税になります。

所得税と住民税の節税額を合わせると1万円近くの節税になり、これが30年間続くと30万円ものお金を手元に残すことができます。

注意点

個人年金保険料控除を受けるためには、税制適格特約を付加する必要があります。

税制適格特約を付加するためには以下の条件があります。

・保険料の払込期間が10年以上
・保険料の受け取り期間が10年以上
・ 年金受取人が契約者またはその配偶者で 、かつ被保険者と同じ人物

これらを満たさなければ、個人年金保険料控除は使えず、一般生命保険料控除の対象となります。

みらいのカタチで死亡保障を付加していたり、他の保険会社で死亡保険に加入していた場合は、控除が最大限に受けられない可能性があるので注意しましょう。

配当金がある

みらいのカタチの年金保険には、配当金があるため、将来受け取ることができる年金の額が増える可能性があります。

配当金は、保険会社が高い収益を上げた場合に、契約者に還元するというものです。

配当金を受け取ることができるメリットは、インフレが起こった場合のリスクに対応できるという点です。

インフレが起こり、物価が上昇してしまった場合、 円の価値は下がってしまうため、将来受け取ることができる年金の額は目減りしてしまうのです。

しかしインフレが起こった場合は、資産運用で収益を上げやすくなるため、配当金として契約者の元に還元されると、価値が目減りしても、もらえる年金額自体が上昇します。

現在は低金利の時代が続いているので、 今後金利が上昇しインフレとなる可能性もあり、配当金があることは、大きなメリットと言えるでしょう。

注意点

配当金は、みらいのカタチに加入する時には、いくら配当金が分配されるかはわかりません。

なぜなら、会社の実績によって配当金の額に変動があるだけでなく、必ず配当金が分配されると言うわけではないならです。

保険料払込免除特約がある

みらいのカタチには、保険料払込免除特約があり、特定の病気にかかってしまったり、所定の障害状態になってしまった場合に、保険料の払い込みが免除される仕組みがあります。

払込が免除されるのは、以下の免責事由に該当した場合です。

・所定の三大疾病
→がん(悪性新生物)
→急性心筋梗塞
→脳卒中

・所定の身体障害状態
→身体障害福祉法に定める1級、2級または3級の障害に該当したこと
→上記に該当し身体障害手帳の交付があったこと

・所定の要介護状態
→公的介護保険制度に定める要介護2以上の状態に該当していると認定されたこと
→ 所定の要介護状態に該当した日から180日以上要介護状態が継続したことを診断確定されたこと

などの場合です。

2018年12月現在は、個人年金保険の中でも保険料払込免除特約が付加されてないものも数多く販売されている状況です。

そのため、保険料払込免除特約を付加できるということは、とても大きなメリットです。

注意点

保険料の払い込みが免除される病気の状態や障害状態は、細かく決められているため、しっかり確認する必要があります。

例えばがんの場合は、悪性新生物でなければ該当しない為、良性の腫瘍やポリープなどは対象外です。

さらに生まれて初めてのがんである必要があるため、過去にがんを患ったことがある方は、保険料の払い込みが免除されません。

心筋梗塞と脳卒中も、 その疾患にかかるだけではなく、60日以上の労働の制限を必要とする状態になって初めて保険料が免除されます。

詳細は約款に記載されているので、面倒ですがしっかり確認するようにしましょう。

年金の受取方を柔軟に選ぶことができる

みらいのカタチは、年金の受け取り方を柔軟に選ぶことができます。

選択できる年数は以下の通りです。

・確定年金(5年・10年・15年)
・終身年金(10年保証期間付)

さらに年金の受給を開始するタイミングで、年金の期間を選び直すことができるるため、 5年の確定年金を10年に延長したり、終身年金に変更することも可能です。

そして、 年金の受け取りの開始を、最長5年間繰り延べすることができるので、さらに年金の額を増やすことができます。

注意点

繰り延べは、他の保険会社が販売している個人保険の据置と同じ意味ですが、みらいのカタチの場合は、繰り延べをしても受取率は1%も変わらない場合があります。

また終身年金は、平均寿命を超えるほど長生きしなければ、 受け取れる年金額は確定年金よりも少なくなってしまいます。

クレジットカード払いに対応している

みらいのカタチは、毎月の保険料をクレジットカード払いで支払うことができるため、クレジットカードのポイントを貯めることが可能です。

例えば、100円につき1ポイント付与されるクレジットカードで、毎月30,000円の保険料を毎月30年間支払い続けた場合、

300ポイント×12ヶ月×30年=108,000ポイント

となり、1ポイントにつき1円分の価値があるとすれば、108,000円分手元に残るお金が増えることになります。

生命保険料控除だけでなく、クレジットカード払いのポイントも活用することにより、実質の返戻率をさらに増やすことが可能です。

注意点

クレジットカードによって、ポイントが付与される条件が異なりますので、注意しましょう。

またポイントが付与される条件は、今後変更される可能性があるため、100円につき1ポイントのクレジットカードで支払いをしていたとしても、必ず上記のポイントが手に入るわけではありません。

日本生命のみらいのカタチの注意すべき特徴2選

このように良いことが多いように感じる日本生命のみらいのカタチですが、加入するときに注意すべき特徴もあります。

確認していきましょう。

様々な保険と組み合わせるので内容が複雑になる

みらいのカタチは、個人年金保険だけでなく、様々な保障内容の保険を組みあわせるため、加入内容が複雑になりやすいです。

加入内容が複雑になってしまうと、どの保障にいくらの掛け金を支払っているかは分からず、気づかないうちに高額な保険料を支払っている可能性があります。

みらいのカタチで組み合わせることができる保険の種類は13種類もあるため、自分で自分に合った保障を選ぶことは困難です。

年金保険の部分だけに加入しようとしても、他の保険を勧められる可能性が非常に高いので注意が必要です。

良い点

みらいのカタチは日本生命が発売している保険ですので、加入者一人ひとりに担当者がつく形となります。

担当者がついていると定期的に契約の確認をしてくれたり、請求漏れがないかもおこなってくれます。

そのため、あまり保険に詳しくない、少しでも管理する手間を省きたいという方にはおすすめです。

早期で解約すると元本割れする恐れがある

みらいのカタチの年金保険も契約後数年以内に解約をしてしまうと、元本割れが発生します。

元本割れとは支払った保険料の合計よりも、解約した時に戻ってくる解約返戻金の額が少なくなることですので、結果的に損をしてしまいます。

契約する時は自分は絶対に解約しないと思っていても、解約を検討せざるを得ない機会は意外に多いものです。

例えば、

・転職をして収入が下がってしまった場合
・夫婦のどちらかが失職してしまった場合
・子供の教育費等がたくさん必要になった場合

などが挙げられます。

みらいのカタチには保険料払込免除特約がついていますが、 この特約が適用されない範囲の病気になってしまって、現在の職が続けられない場合は引き続き保険料の支払いは必要です。

みらいのカタチだけではなく、個人年金保険すべてに言えることですが、契約する際はこれからの自分の人生をしっかり考えた上で、無理なく続けていく範囲で契約するようにしましょう。

この特徴を生かすには

一方でみらいのカタチは、とても貯蓄に優れた保険であると言えます。

みらいのカタチで積み立てたお金を引き出すには、解約をしたり、契約者貸付を利用するしかないので、簡単に引き出すことができません。

しかも引き出したとしても元本割れしてしまう可能性があります。

貯金が苦手という人は、このなかなかお金を自由に引き出せない性質を生かして、将来の資産を貯蓄しておくことも可能です。

日本生命のみらいのカタチはこんな人におすすめ!

みらいのカタチは、 個人年金保険の中でも高い貯蓄性があり、 契約している人一人ひとりに担当者がつく形となるため、以下のような方におすすめです。

とにかく「保険」が苦手

みらいのカタチは手厚い保障だけでなく、営業職員によるしっかりとしたサポートを得ることができるため、保険は苦手と感じている方にはとてもおすすめです。

みらいのカタチは個人年金だけではなく、死亡保障や医療保障、重い病気になってしまった時の保障など、様々な保障を付加することができ、営業職員と相談しながら自分に適した保障を組み立てることができます。

みらいのカタチに加入する時に気をつけるべき点は、すべて営業職員任せにするのではなく、自分でもしっかり説明を聞き、理解した上で加入することです。

また個人年金にいくらの保険料払っているかだけでなく、それぞれの保障にどれだけの保険料を払っていて、更新をするといくらに保険料が上がってしまうのかもうしっかり確認してから加入するようにしましょう。

安心して確実に資産を増やしたい

みらいのカタチは、少しでも安心できる生命保険会社で個人年金に加入したいと思っている方に、オススメできる個人年金保険です。

なぜならみらいのカタチは、日本生命が販売しており、2018年12月現在で日本生命は、かんぽ生命を除いて、日本最大の生命保険会社だからです。

日本生命は経営基盤も安定しているため、経営破綻するということは考えにくく、保険料を支払っていたが、途中で会社が潰れてしまい、思ったような年金を受けることができなかったというリスクは少ないです。

まとめ

以上のように、みらいのカタチは、受取率も高く、保険料払込免除特約もついており、クレジットカード払いも可能ですので、個人年金保険の中ではとても優れた年金保険です。

また販売元が日本生命のため、営業職員のサポートと、経営基盤が安定しているという安心感を得ることができます。

しかし、必要以上に保険料を払いすぎることは、早期解約してしまうリスクが高まってしまいますし、内容をよく理解せずに加入すると、高い保険料を支払ってしまうことになりかねません。

「自分はこの保険料を今後も払っていけるのか」ももきちんと考えた上で、商品内容をよく理解してから加入するようにしましょう。

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