明治安田生命の年金かけはしってどんな個人年金保険?8つの特徴とシュミレーション

明治安田生命は年金かけはしという個人年金保険を販売していますが、具体的に他の会社で販売されている年金保険と何が違うかよく分からないと悩んでおられる方はいらっしゃると思います。

ですが年金かけはしは、他社が販売している個人年金と比べて、特徴があるので、しっかりおさえた上で加入することが望ましいでしょう。

「年金かけはしって良いって聞くけど何がいいのか分からない」

「他の保険会社の販売している年金保険と比べてどうなの?」

という方のために今日は明治安田生命の年金かけはしの特徴についてだけでなく、注意すべき点についても解説していきます。

また、年代別にシミュレーションも載せておりますので、確認いただけると、検討する際に参考してしていただけますと幸いです。

年金かけはしとはどんな保険?

年金かけはしは、明治安田生命が販売する個人年金保険で、明治安田生命の営業職員を通じて加入することができませんので、銀行などの金融機関では加入を受け付けていません。

年金保険は円建てと外貨建てに分けることができますが、年金かけはしは円建ての個人年金です。

契約可能な範囲は以下の通りとなります。

・契約可能年齢:20歳〜55歳
・払込回数:月払い・年払い
・払込方法:口座振替
・年金受取方法:一括、5年もしくは10年確定年金
・据置期間:0〜5年

つまり、毎月一定額の保険料を何十年にも渡って支払っていき、年金を受け取れる年齢に達したら、今まで貯めたお金を一括で受け取ってしまうのか、もしくは5年か10年に分けて受け取るのかを選択できます。

年金かけはしとの良い特徴4選

まずは年金かけはしの良い特徴から確認していきましょう。

年金保険の中でも高い返戻率

明治安田生命の年金かけはしは、個人年金の中でも返戻率がとても高いと言えます。

返戻率とは、受け取ることができる年金の合計を、支払った保険料の合計で割ったものです。

この返戻率が大きいほど、個人年金保険の商品性が優れていると言えます。

年金かけはしの受取率は、年齢や保険料にもよりますが、おおよそ105〜108%です。

各社が販売している個人年金保険の種類によっては、ほとんど利率が期待できないなかで、明治安田生命の個人年金保険はとても高い利率を誇っています。

注意点

日本は現在低金利化にあり、生命保険会社の予定利率も以前に比べて、かなり低下している状況です。

予定利率が低下したことにより、個人年金保険の受取率もや高度経済成長期やバブル期に比べて、かなり低下してしまっています。

また今後、少子高齢化が進むことにより、国から支給される年金の額も減額となる可能性があるため、個人年金に加入して安心ではなく、その他の方法でも老後の資産を構築していく必要でしょう。

据置期間を儲けると、更に返戻率UP

明治安田生命の年金かけはしが、高い利率を実現しているのは、”据え置き”という仕組みを活用しているからです。

据え置きとは、保険料は払わずに、保険会社に支払った保険料を預けておくことにおり、その間保険会社が運用してもらい、受け取ることができる年金を増やすことができます。

年金かけはしは据え置きの期間を最大5年間指定することができるので、長ければ長いほど、受取り率を上げることが可能です。

注意点

契約後に据え置き期間を変更することができないので、注意しましょう。

告知は職業告知のみで加入できる

保険に加入するときは、基本的に自分の健康状態を、ありのまま保険会社に申告する必要があり、これを告知と言います。

告知は自分の現在の健康状態や、過去に患ったことのある病気を、正直に申告する必要があり、場合によっては、健康診断の結果の提出を求めらます。

しかし年金かけはしは、この健康状態の申告が不要で、自分の現在の職業を告知するだけで加入することが可能ですので、持病を持っていて、他の保険の加入が難しい方でも加入が可能です。

注意点

その代わり、保険料払込免除が付加できなったり、保険料を支払っている最中に亡くなってしまった場合には、解約返戻金と同じ額の死亡保障しか受け取ることができないといった注意点も存在します。

詳細は後述の「年金かけはしに加入する際の注意点3選」をご確認ください。

生命保険料控除を活用して節税することができる

年金かけはしは、個人年金保険料控除を使って、所得税は住民税の負担を減らすことが可能です。

所得税や住民税は、一年間の収入に所定の税率をかけて算出されますが、収入全てに税率がかけられるわけではなく、いくらか計算対象外となり、このことを控除といいます。

所得税を計算する際は、 年金かけはしで年間の保険料を8万円以上払っていた場合、最大で4万円の控除を受けられます。

所得税の税率はその人の年収によって変わりますが、仮に税率を20%とした場合40,000円の20%でおよそ8,000円の節約することが可能です。

住民税は年間の保険料、5.6万円以上支払っていた場合に最大で2.8万円まで控除されます。

住民税の税率は10%なので2.8万円の10%で2,800円の節税が可能です。

所得税と住民税の節税できた額を合計するとおよそ1万円ほどになり、仮に保険料を25年間支払ったとすると25万円の節税となり、手元に残るお金が大きく増やすことができます。

注意点

他の個人年金保険と同様に、税制適格特約を付加しないと、個人年金保険料控除を受けることができず、一般生命保険料控除の対象となってしまいます。

詳細は、注意すべき特徴の章で解説していますので、確認してみましょう。

ここに気をつけよう!年金かけはしの注意すべき特徴4選

年金かけはしには、気をつけるべきデメリットも存在するため、加入する際は注意が必要です。

その注意すべき点は、年金かけはし特有のものから、年金保険全般は気にしないといけないものまでとても幅広く存在します。

早期解約の場合は元本割れの恐れがある

年金かけはしに限らず、年金保険を早いタイミングで解約すると、元本割れを起こす可能性があります。

例えば契約してから、生活の事情などが変わったりして、保険料を払っていけないとなった場合に解約をしないといけないケースは非常に多いです。

例えば、転職などによって、収入が低下してしまったり、転勤にともなって、配偶者が仕事をやめないといけない状況となり、収入が下がってしまった場合など。

さらに子供が生まれて、子供の教育費にたくさんお金がかかってしまった場合など、早期解約のリスクは意外に多く存在します。

このような場合に、年金保険を解約することなく、継続していける保険料に設定することが特に大事です。

さらに、今後の自分の人生をできる限り想像して、自分がどういう人生を歩んでいきたいのかもしっかり考えた上で、年金保険に加入することが望ましいと言えるでしょう。

保険料払込免除特約がない

年金かけはしには、保険料払込免除特約が存在しないので、自分が重い病気や障害状態になってしまった場合でも、保険料の払込を続けていかなければなりません。

重い病気になったり障害状態になった場合に、引き続き現職を続けていくのは難しいもの。

転職をするなどして新しい仕事を探す必要がありますが、その間も保険料の負担は発生します。

そしてこの保険料払込免除の特約がないので、健康状態の告知がないのです。

生命保険料控除を受けられない可能性がある

年金かけはしは、個人年金保険ですので、生命保険料控除の対象となりますので、所得税や住民税の負担が減る可能性があります。

ただし、どの生命保険料控除を受けることがができるかには注意しなければいけません。

というのも、個人年金は、一般生命保険料控除と個人年金保険料控除のどちらかの控除を受けられるのですが、個人年金保険料控除を受けないと税金の負担が減らない可能性があります!

個人年金保険料控除を受けるためには、「税制適格特約」というものを受ける必要があります。

この特約を付加できる条件は、

・年金の受取人を被保険者と同じ人にする
・年金の受取人が契約者(保険料を払う人)もしくはその配偶者のいずれかであること
・保険料払込期間が10年以上
・年金開始日の年齢が60歳以上で、かつ、年金支払期間が10年以上であること

というものです。

特に年金の支払い期間を10年以上にしないといけないので、一括受取や、5年受取だと税制的確特約を受けることができないので注意が必要です。

契約者貸付と自動振替貸付が利用できない

年金かけはしは、貯蓄性の保険ですが、契約者貸付と自動振替貸付を利用することができません。

契約者貸付とは、簡単にいうと「保険会社がお金を貸してくれる」仕組みです。

貸してくれる額は、契約している保険の解約返戻金のおおよそ80%〜90%の範囲内で、借りたお金は所定の利息を上乗せして返さなければいけません。

実はこの利息は、消費者金融や銀行のカードローンよりも利率が低い場合が多く、借りる時も審査が何もいらないので、契約者だけが利用できる特権とも言えます。

対して自動振替貸付は、保険料の支払いが滞ってしまった場合に、契約している保険の解約返戻金の範囲内で、保険料を立て替えてくれる仕組みです。

もちろん立て替えられた保険料は利息も含めて返す必要がありますが、保険が失効してしまうのを防いでくれます。

この契約者貸付と自動振替貸付が年金かけはしは利用できないため、ちょっとお金を工面したい時にもお金を借りられず、保険料を支払わないと契約が思ったよりも早く失効してしまう恐れがあるので、注意しましょう。

年金かけはしのケース別シミュレーション

ここで年金かけはしを用いて、様々なケースでシミュレーションをしていきたいと思います。

ケース1:20代女性でこれからしっかり老後のために貯めていきたい

こちらの試算は、老後のことを気にして、今から年金に加入しておいた方がいいと感じた20代の女性を想定して試算してみました。

・契約年齢:25歳
・性別:女性
・据置期間:有
・月掛け保険料(口座振替料率):20,000円

という内容で試算をしてみると

・年金開始開始年齢:65歳
・払込保険料累計額:840万円
・保険料払込期間:35年
・据置期間:5年
・基本年金年額:約89.8万円
・一括受取額:約885万円
・年金受取累計額:約898万円
・年金受取率:107.0%

若いうちから年金保険に加入していると、受取率も高くすることができ、老後の資産を確保しやすくなります。

問題は、保険料を何があってもずっと払っていける金額にしているかどうかです。

結婚、出産、子供の進学などライフイベントは必ずあるもの。

どんなライフイベントがあっても、年金を解約しない保険料にしているかはとても重要です。

ケース2:30代男性 結婚してこどももいるからそろそろ始めたいけど間に合う?

・契約年齢:32歳
・性別:男性
・据置期間:有
・月掛け保険料(口座振替料率):10,000円

という内容で試算をしてみると

・年金開始開始年齢:65歳
・払込保険料累計額:336万円
・保険料払込期間:28年
・据置期間:5年
・基本年金年額:約35.4万円
・一括受取額:約349万円
・年金受取累計額:約354万円
・年金受取率:105.4%

このモデルは子供がいるけれども、自分の老後も心配であると感じている、32歳際の男性を想定しています。

40代から毎月10,000円の保険料を払ったとしても、貯めることができる額は354万円にしかなりません。

老後の資産は2,000万円〜3,000万円必要と言われている中で、この額はとても心もとないです。

個人年金で老後の資産を貯める場合は、できるだけ早く個人年金を始めることがとても大事です。

ケース3:40代男性 子育てもひと段落、自分の老後のためにお金を貯めなければ!

・契約年齢:44歳
・性別:男性
・据置期間:有
・月掛け保険料(口座振替料率):20,000円

という内容では

・年金開始開始年齢:70歳
・払込保険料累計額:756万円
・保険料払込期間:21年
・据置期間:5年
・基本年金年額:約78.5万円
・一括受取額:約774万円
・年金受取累計額:約785万円
・年金受取率:103.9%

個人年金保険に加入するタイミングが、遅くなってしまうと、年金の受取率が低下するだけでなく、年金を受け取ることができる開始年齢も遅くなってしまいます。

例え毎月2万円の保険料を支払ったとしても、受取率が下がってしまうため、思うように老後の年金を貯められないでしょう。

そして、受給開始の年齢が70歳になってしまう点も大きデメリットと言えるでしょう。

年金かけはしはこんな人におすすめ

商品内容が分かりやすく、受け取り率の高い個人年金に加入したい方

年金かけはしは、受け取り率がとても高い個人年金保険ですので、個人年金保険でしっかりと老後の資産を準備したいという方にオススメです。

また無駄な特約は一切なく、商品内容もシンプルですので、保険は苦手という方や、保険を理解するのに苦労するという方でも理解しやすい内容となっています。

以上のことから年金かけはしは、手軽に老後の資産を構築したい方におすすめできる個人年金保険です。

健康状態に不安がある方

年金かけはしは、加入するときに健康状態の告知を必要としないため、健康状態に不安がある方でも加入しやすい保険です。

持病があったり、服薬している薬があったり、定期的に通院していたりといった方でも加入することができます。

ただし保険料払込免除特約がないため、重い病気や障害状態になってしまった場合でも、保険料払い続けていく必要がある点は、注意しましょう。

まとめ

年金かけはしは個人年金保険の中でも、優れている年金保険ですが、注意すべき点もあるので必ず確認してから、加入するようにしましょう。

特に元本割れするリスクと、保険料払込免除がないことの2点に関してはしっかり認識しておく必要があります。

加入するときは無理のない範囲で金額で加入し、一回加入したら何があっても続けていくように努めましょう。

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